01地歴調査
調査対象地に係る資料(登録簿,住宅地図,空中写真)等から情報を収集し、試料採取等対象物質の選定と土壌汚染のおそれの把握を行います。人為等に由来する土壌汚染のおそれがある場合は、調査対象地における土壌汚染のおそれを以下の3種類に分類します。
- 土壌汚染が存在するおそれがないと認められる土地
- 土壌汚染が存在するおそれが少ないと認められる土地
- 土壌汚染が存在するおそれが比較的多いと認められる土地(1及び2以外の土地)
地歴調査の結果に基づき、表層土壌調査及び土壌ガス調査の試料採取物質等を決定します。
02表層土壌調査・土壌ガス調査
地歴調査の結果に基づいて区画を設定し、採取地点や頻度を決定します。表層部の土壌及び土壌中のガスを採取し、化学分析を行うことで土壌の汚染状況を調べます。
◎表層土壌調査
重金属類(第二種特定有害物質)、農薬類(第三種特定有害物質)を対象とした表層土壌調査は、移植ゴテ,スコップ,ダブルスコップ,ハンドオーガー,簡易式ボーリングマシン等の調査地点の状況に応じた方法により表層部の土壌を採取します。
試料採取
◎土壌ガス調査
揮発性有機化合物(第一種特定有害物質)を対象とした土壌ガス調査は、補集バッグ法等により土壌中のガスを採取します。
補集バック法による試料採取状況
03土壌詳細調査
表層土壌調査及び土壌ガス調査で土壌汚染が確認された場合は、汚染の深さを把握するために10mまでのボーリング調査を行います。また、必要に応じて、より詳細な調査を行うこともあります。